原始中飛車はカモ!最強穴熊による地獄の完封劇!

ネット将棋には原始中飛車使いが多い。かなり優秀な戦法なのだが、一つだけ大きな欠陥がある。 それは、堅さ負けしやすいこと。金で飛車先を受けるため、囲いの枚数が一枚減ってしまうのだ。 原始中飛車に対しては、居飛車穴熊が勝ちやすい。これだけ覚えて…

戦慄の左美濃急戦!お手本のような流れる攻めで変形矢倉を瞬殺!

ここで84歩と突いてくれば普通の横歩取りに合流するのだが、、 33金。まぁ、横歩を取られるのを嫌ってこういう変な手を指すヤツは結構いる。確かに横歩は取れないが、それ以上に形が崩れる損の方が大きい。ありがたいことこの上ない悪手だ。 さて、相手が銀…

ひたすら相手の体力を削り続ける!猛毒の受け将棋

相手が序盤早々端歩を突いてきたところ。こういうぬるい手はとがめてしまいたいものだ。 私はいつも振り飛車に構える。こうすると左辺の端歩が関係ない展開にできるからだ。逆に右辺の端は大事なのでしっかり位をとっておいた。 33金の形が変だとは思ってい…

【次の一手】攻めが遅いやつは強い

銀銀香得で迎えた局面。大優勢ながら、寄せの手がかりがないのが困ったところ。 相手からの厳しい攻めはないため、ゆっくり確実に攻めていきたいところだ。細かい味付けをしたあと、相手の弱点をじっくり的確についていこう。 次の味付けの一手は? まずはな…

「俺は絶対に負けない」。地獄の入玉大逆転劇!!

雑な仕掛けを咎められ、敗勢に。心はもう完全に折れていた。 指すとしたらこれくらいしかないだろう。二枚の飛車で攻められ続けてはもたない。 しかし、これでは角が空ぶっている。飛車を手に入れるためには仕方がなかったのだが、こんなひどい手を指すしか…

百鍛将棋の設計ミス?相入玉の泥仕合を制す!

はぁ、、、 駒得しまくって勝利を確信したところ。相手の中段玉を捕らえるのは大変なので、まずは自玉の安全度を高めてゆっくり勝ちに行くことにした。 香車一本。これで相手の攻めは完全に切れた。 上部が手厚いので入玉したいのだが、どうにも35の成桂が邪…

【終盤の考え方】遊び駒と寄せの構図

54歩に52歩と受けてきた局面。 駒得&堅陣だが、16飛が遊んでいるのが気になるところだ。どうにも使いづらそうなので、この飛車はいずれ角と刺し違えて使うことになるだろう。例を挙げれば、37桂成に15飛 同歩 37桂のような筋だ。なんにせよ、角はいつでも手…

ゴキゲン中飛車、相手の無理攻めをとがめて芸術的完勝!

45 ゴキゲン中飛車を採用したところ、いきなり8筋から仕掛けられた。この手は悪手とされているのだが、級位者レベルでは指したくなる人が多いらしい。私も昔はこういう類の手でいきなり攻め込んでいたものだ。 せっかくなので、なぜこの手が悪手なのか説明す…

【次の一手】詰むや詰まざるや!白熱の最終盤を制したのはどっちだ?

左美濃急戦 vs 雁木の最終盤。 仕掛けに少し誤算があって形勢を損ねたが、そこからなんとか逆転模様にこぎつけたところ。自玉もかなり危ないが、もし詰まないなら詰めろをかけて迫りたい。 受けるのか、それとも攻めるのか。 攻めるとしたらどう攻めるのが良…

【次の一手】相手の攻めを逆用して上手に戦力を増やす

相手が57金と打ち込んでゴリゴリ攻めてきた局面(どうせ攻めるなら57桂成が勝ると思うが、なぜそう指さなかったのか)。 62とと攻め急ぐのは、68金が駒を取りつつ自玉に近づいてきて嫌な感じだ。 これでも91龍から簡単な詰みはあるのだが、もっとわかりやすい…

【次の一手】最強の攻めを無視する驚異のノーガード戦法!

34歩と桂頭を攻めたところ、46歩から反撃された局面。33歩成から攻めていきたいが、47歩成がいかにも厳しそうだ。 攻めるか、受けるか。究極の二択を迫られた。 一番自然な同歩は同飛でさばかれる。47歩の受けには同銀成でオシマイだ。 48歩と低く受けたらど…

【次の一手】21手先の勝利を読み切る!

48飛と角取りに飛車を打ち下ろされた局面。局面があまりにも大差なので45歩と受けるくらいでも勝ちなのだが、できればもっと気の利いた手を指したいところだ。 そこで局面を冷静に眺めてみると、敵陣の重大な欠陥に気づいた。そう、私はこの局面で早くも勝ち…

【次の一手】憎き穴熊をたった一手で倒す裏ワザ!

36角成と馬をつくられた局面。やや優勢ながら相手の穴熊が堅く、まだまだ難しそうに見える局面。 しかし、次の一手で勝敗は決してしまう。 84歩。これが銀冠の厚みを生かした妙手だ。 83歩で技あり。同銀には71龍がある。 この展開を嫌うなら84歩に対して同…

妙手連発!五段がちょっと本気を出したら大惨事になった

この将棋は次の一手問題のオンパレードのようだった。初段程度の棋力があれば全問正解も難しくないだろうが、それを実戦で指せるかどうかはまた別の話だ。 まずは簡単な問題から行こう。相手が64歩と突いて盛り上がろうとしてきたところだが、これには手筋の…

【次の一手】龍は飛車を食らう

13歩と受けてきた局面。この手が大悪手で勝敗が決した。攻めるのは難しくなったので、違うところに目を向けよう。 さて、次の一手は? 27龍。これが決め手だ。相手の飛車が身動き取れなくなってしまっている。遡って、13歩の代わりに29飛成と指すべきだった…

【ダメな一手】自分に両取りを食らわせる悪手とは?

相手が歩越し飛車×端角で57の地点を狙ってきた局面。この戦法はお世辞にも優秀とは言えないのだが、級位者には人気があるようだ。そこで、今回はその潰し方を伝授しよう。 普通の感覚では75歩や65歩とついてみたくなるところだが、75歩には84銀、65歩には74…

銀冠穴熊、相手の大悪手でいきなり必勝形に!

終盤戦の難所。 駒割りは角と銀二枚の交換で駒得だが、その銀二枚が34と44に転がっている計算だ。つまり、この二枚が上手く働けば形勢がよくなると考えられる。 逆に相手としては1筋の飛車と馬を働かせてリードを奪いたいと思っているだろう。そして、私はそ…

【次の一手】もう飛車打ちなんて怖くない!一段金を活かした最強の受けとは?

28飛と打たれた局面。局面は勝勢だが、29飛成から攻められると一気に怪しくなる。ここは一旦受けに回りたいところだ。 29飛成を防ぐ受けの好手は? 39金。これが手筋の一着だ。 「一段金に飛車捨てあり」と格言で言われるように、一段金は飛車の攻めに対して…

天国から地獄へ!本気で死にたくなった悪夢の一着とは?

いつも通り、朝ごはんを食べながら対局を楽しんでいた。大好きな音楽を聴きながら将棋を指して頭を目覚めさせるのが朝のルーティンだ。 裏を返せば寝起きのボーッとした頭で指してることになる。正直、ミスは増える。さらに最近は風邪気味なうえに低気圧で、…

【次の一手】攻めの速度を逆転させる驚愕の金捨て!

35成銀〜24成銀(or 24香)と指せれば敵玉は寄り。しかし、このままでは39角と打たれて一気に自玉が詰まされてしまう。 一旦受けてから攻めることになるが、どの受けが一番良いだろうか。 79金!がとられそうな金を活用した絶妙手。厳密には最善手かどうかはわ…

【次の一手】藤井聡太七段も認めた意表の駒損手筋!

88歩と打たれた局面。同金ととるのは大きな利かされで玉の逃げ道がなくなってしまう。 ここで意表の手筋がある。 桂馬を見捨てて玉を寄るのが好手! 89歩成には同玉でどんどん戦場から遠ざかれるのが魅力だ。飛車の王手にも79銀と引いておいて囲いが一気に引…

銀冠穴熊、機敏な仕掛けから押さえ込んで圧勝!

陽動振り飛車に対して銀交換穴熊で対抗。 68金右や66角と堅めていきたいところだったが、それ以上に相手の71玉の一手の価値が高い。 自玉もまだまだ未完成だが、それ以上に敵玉が不安定とみて戦いを起こしにいった。玉の囲いなど、相手より堅ければそれで良…

【次の一手】中住まいを一撃で崩壊させる手筋の好手

横歩取りから激しい攻め合いへ。 王手で厳しい飛車を打たれてしまったが、相手は67角成とただ捨てして無理やり実現した手だ。実際にはそれほど嫌な手ではない。 69歩と堅く底歩を打つのが第一感で、左辺の金銀を守りに生かすには良さそうな発想だ。しかし、…

【棋力証明】百鍛将棋での戦績公開

負けなしの65連勝中。勝率100%だ。 百鍛将棋はユーザーが全体的に棋力が低く、勝ち切る練習をするのにちょうど良い。画面も見やすく、切れ負けじゃないのも良い。お気に入りのアプリだ。 実際の棋力は五段程度。全国レベルの強豪を実際に何度も倒したことが…

【次の一手】駒効率を究極まで高める手順の妙

相手が72角と打って粘ってきた局面。同馬や71龍、63金など有力な手が多く、悩ましいところだ。 と金・馬・龍の威力を究極まで高める最高の一手とは? と金を捨てて角の位置をずらすのが妙手。 33龍と銀を取る手が角取りになるのがその効果だ。龍で串刺しにさ…

【次の一手】妙手一閃!馬を見捨てる光速の寄せ!

角取りに45桂と打ってきた局面。本譜はじっくり指そうと66馬とかわしたが、これは逸機だった。 馬をかわすか、それとも、、 23飛成が決め手。同金には31龍の詰みがあるのが痛い。この手を指すために39香と置いていたのだが、、 次に32香成や24馬があって収集…

【次の一手】馬か、龍か。

勝勢で迎えたこの局面。 しかし相手の攻め駒もかなり迫ってきており、かなり神経を使う終盤戦だ。 ここでの第一感は52歩だが、少しスピード感に欠ける感がある。66桂や67成桂などの筋があるのでもっと早く攻め倒したいところだ。 となると、51馬の二枚替えが…

【次の一手】ソフトが生んだ新感覚の受けとは?

相手が84飛と走ってきた局面。 普通の受けは87歩だが、89飛と打たれる筋がチラつくのが嫌味だ。 では、どう受けるのが良いだろうか。 下から歩を打つ。これが不思議な好手だ。 部分的には86歩と垂らされる手が気になるが、ここでは遅すぎて間に合わない。本…

居飛車穴熊、軽妙なカウンターで完勝!

このアプリでは原始中飛車使いがなぜか多い。 私は原始中飛車対策には居飛車穴熊と決めている。相手の32金が守りから離れている分、囲いの差で優位に立てるからだ。 逆に急戦を仕掛けてしまうのは、わざわざ相手の32金に触りに行くことになるので感触が良く…

原始棒銀、51手の快勝劇!

相手が42銀と上がってきた局面。 特に研究したことはないのだが、経験則としてはこの形に原始棒銀がよく刺さる。今回もいつも通り原始棒銀でいきなり仕掛けてみることにした。 相手の守りが中途半端なうちに仕掛ける。 自玉を囲うこともなく、最速の仕掛けだ…