次の一手

【次の一手】攻めが遅いやつは強い

銀銀香得で迎えた局面。大優勢ながら、寄せの手がかりがないのが困ったところ。 相手からの厳しい攻めはないため、ゆっくり確実に攻めていきたいところだ。細かい味付けをしたあと、相手の弱点をじっくり的確についていこう。 次の味付けの一手は? まずはな…

【次の一手】詰むや詰まざるや!白熱の最終盤を制したのはどっちだ?

左美濃急戦 vs 雁木の最終盤。 仕掛けに少し誤算があって形勢を損ねたが、そこからなんとか逆転模様にこぎつけたところ。自玉もかなり危ないが、もし詰まないなら詰めろをかけて迫りたい。 受けるのか、それとも攻めるのか。 攻めるとしたらどう攻めるのが良…

【次の一手】相手の攻めを逆用して上手に戦力を増やす

相手が57金と打ち込んでゴリゴリ攻めてきた局面(どうせ攻めるなら57桂成が勝ると思うが、なぜそう指さなかったのか)。 62とと攻め急ぐのは、68金が駒を取りつつ自玉に近づいてきて嫌な感じだ。 これでも91龍から簡単な詰みはあるのだが、もっとわかりやすい…

【次の一手】最強の攻めを無視する驚異のノーガード戦法!

34歩と桂頭を攻めたところ、46歩から反撃された局面。33歩成から攻めていきたいが、47歩成がいかにも厳しそうだ。 攻めるか、受けるか。究極の二択を迫られた。 一番自然な同歩は同飛でさばかれる。47歩の受けには同銀成でオシマイだ。 48歩と低く受けたらど…

【次の一手】21手先の勝利を読み切る!

48飛と角取りに飛車を打ち下ろされた局面。局面があまりにも大差なので45歩と受けるくらいでも勝ちなのだが、できればもっと気の利いた手を指したいところだ。 そこで局面を冷静に眺めてみると、敵陣の重大な欠陥に気づいた。そう、私はこの局面で早くも勝ち…

【次の一手】憎き穴熊をたった一手で倒す裏ワザ!

36角成と馬をつくられた局面。やや優勢ながら相手の穴熊が堅く、まだまだ難しそうに見える局面。 しかし、次の一手で勝敗は決してしまう。 84歩。これが銀冠の厚みを生かした妙手だ。 83歩で技あり。同銀には71龍がある。 この展開を嫌うなら84歩に対して同…

【次の一手】龍は飛車を食らう

13歩と受けてきた局面。この手が大悪手で勝敗が決した。攻めるのは難しくなったので、違うところに目を向けよう。 さて、次の一手は? 27龍。これが決め手だ。相手の飛車が身動き取れなくなってしまっている。遡って、13歩の代わりに29飛成と指すべきだった…

【次の一手】もう飛車打ちなんて怖くない!一段金を活かした最強の受けとは?

28飛と打たれた局面。局面は勝勢だが、29飛成から攻められると一気に怪しくなる。ここは一旦受けに回りたいところだ。 29飛成を防ぐ受けの好手は? 39金。これが手筋の一着だ。 「一段金に飛車捨てあり」と格言で言われるように、一段金は飛車の攻めに対して…

【次の一手】藤井聡太七段も認めた意表の駒損手筋!

88歩と打たれた局面。同金ととるのは大きな利かされで玉の逃げ道がなくなってしまう。 ここで意表の手筋がある。 桂馬を見捨てて玉を寄るのが好手! 89歩成には同玉でどんどん戦場から遠ざかれるのが魅力だ。飛車の王手にも79銀と引いておいて囲いが一気に引…

【次の一手】中住まいを一撃で崩壊させる手筋の好手

横歩取りから激しい攻め合いへ。 王手で厳しい飛車を打たれてしまったが、相手は67角成とただ捨てして無理やり実現した手だ。実際にはそれほど嫌な手ではない。 69歩と堅く底歩を打つのが第一感で、左辺の金銀を守りに生かすには良さそうな発想だ。しかし、…

【次の一手】駒効率を究極まで高める手順の妙

相手が72角と打って粘ってきた局面。同馬や71龍、63金など有力な手が多く、悩ましいところだ。 と金・馬・龍の威力を究極まで高める最高の一手とは? と金を捨てて角の位置をずらすのが妙手。 33龍と銀を取る手が角取りになるのがその効果だ。龍で串刺しにさ…

【次の一手】妙手一閃!馬を見捨てる光速の寄せ!

角取りに45桂と打ってきた局面。本譜はじっくり指そうと66馬とかわしたが、これは逸機だった。 馬をかわすか、それとも、、 23飛成が決め手。同金には31龍の詰みがあるのが痛い。この手を指すために39香と置いていたのだが、、 次に32香成や24馬があって収集…

【次の一手】ソフトが生んだ新感覚の受けとは?

相手が84飛と走ってきた局面。 普通の受けは87歩だが、89飛と打たれる筋がチラつくのが嫌味だ。 では、どう受けるのが良いだろうか。 下から歩を打つ。これが不思議な好手だ。 部分的には86歩と垂らされる手が気になるが、ここでは遅すぎて間に合わない。本…