最速最強の棒銀、悪質ユーザーを撃破!
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「有害」。
不穏なユーザー名だ。初手から時間いっぱい使って52玉と不自然な手を指してきた。もしかすると、時間を必要以上に使うことでこちらの投了を促すタイプの悪質ユーザーかもしれない。
3手目、51玉。
これで相手が悪質ユーザーであることがハッキリした。しかし、こちらの勝率(100%)を保つためにも投了するわけにはいかない。どうやら最速で倒すしかないようだ。時間いっぱい使ってくる相手に対し、こちらは一手一秒未満で最速最強の手を繰り出していく。
最速最強、つまりは原始棒銀だ。
相手がムダな手を指して遊んでる間に一気に敵陣を切り裂く。
まだ14手目だが、勝敗は決した。
しかし、相手は依然として時間を使いまくって対抗してきている。早くこの無意味な対局を終わらせたいものだ。
相手は棒銀を受けることなく、時間をかけて玉の上下運動を繰り返す。ここまでの悪質ユーザーに遭遇したのは初めてだ。
さて、ここからどうやって攻めていくか。
32とが最速最強の一手。代えて22とで角に飛びつくのは同銀で攻めが止まる。
金を取るのが急所で、同銀には22飛成があるのが大きい。覚えておくべき手筋だ。
と金で全ての駒を回収し、あとはどう寄せるか。
21飛成が魅力的に映るが、よくよく考えてみれば桂馬はそれほど欲しい駒でもない。と金が重たい形で残り、あまり良い手ではなさそうだ。
強い人なら22飛成と詰めろをかけたくなるだろう。しかし、それは62金と逃げ道を確保されて長くなる。22飛成は良い手なのだが、その前に一工夫必要なようだ。
41とが決め手。
同玉と危険地帯におびき出してから22飛成とすれば綺麗に必死がかかる。根底にあったのは「角金銀を回収して役目を終えたと金なので捨てて良い」という考え方だ。
起きた五分後くらいに指したのだが、まったくひどい目にあった。
手数こそ26手だが、普通の将棋よりかかった時間は長かった。。