【次の一手】詰むや詰まざるや!白熱の最終盤を制したのはどっちだ?
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左美濃急戦 vs 雁木の最終盤。
仕掛けに少し誤算があって形勢を損ねたが、そこからなんとか逆転模様にこぎつけたところ。自玉もかなり危ないが、もし詰まないなら詰めろをかけて迫りたい。
受けるのか、それとも攻めるのか。
攻めるとしたらどう攻めるのが良いのだろうか。
83金。「玉は包むように寄せよ」の格言通りの一着だ。51銀や52桂成、42となど厳しい手が多く、後手玉はもう受けがきかない格好となっている。
さて、あとはこちらの玉が詰むかどうか。
後手は78馬から入ってきた。一応解説すると、これを取ると簡単な詰みがある。
この飛車打ちさえわかればあとは簡単だ。
いわゆる「並べ詰み」。金銀をテキトーに打つだけの簡単な詰みだ。
ということで、78馬はとれないことがわかった。
悔しいようだが、玉を59に逃げるしかない。しかし、ここで詰みがないなら私の勝ちだ。
馬で再び王手。68香などと合い駒をするのは同馬!で意味がない。同玉には88飛で簡単な詰みだ。
というわけで48玉とかわしたが、どうやら詰みはなかったようだ。王手するなら36桂ぐらいだが、37玉とかわしておけば上部が手厚い。読まずとも不詰めが明らかだ。
そこで相手は桂馬を外して粘りにきたが、これには即詰みがある。
五手詰め。
51銀の王手はこれしかないところ。問題は61玉と引かれたときだ。
銀の守備力が強力で詰まないようにも見えるが、、
香の王手が決め手。
香車でガードを跳ね上げた隙に、銀の脇腹から金を打つ。これでオシマイだ。
最後は持ち駒を全部使って綺麗な即詰みが決まった。