【次の一手】詰むや詰まざるや!白熱の最終盤を制したのはどっちだ?

スポンサーリンク

 

 

 

f:id:K-NEET:20191017101551p:image

 

左美濃急戦 vs 雁木の最終盤。

仕掛けに少し誤算があって形勢を損ねたが、そこからなんとか逆転模様にこぎつけたところ。自玉もかなり危ないが、もし詰まないなら詰めろをかけて迫りたい。

 

受けるのか、それとも攻めるのか。

攻めるとしたらどう攻めるのが良いのだろうか。

 

f:id:K-NEET:20191017101828p:image

 

83金。「玉は包むように寄せよ」の格言通りの一着だ。51銀や52桂成、42となど厳しい手が多く、後手玉はもう受けがきかない格好となっている。

 

さて、あとはこちらの玉が詰むかどうか。

 

f:id:K-NEET:20191017102047p:image

 

後手は78馬から入ってきた。一応解説すると、これを取ると簡単な詰みがある。

 

f:id:K-NEET:20191017102141p:image

 

この飛車打ちさえわかればあとは簡単だ。

 

f:id:K-NEET:20191017123430p:image

 

いわゆる「並べ詰み」。金銀をテキトーに打つだけの簡単な詰みだ。

 

ということで、78馬はとれないことがわかった。

 

f:id:K-NEET:20191017123536p:image

 

悔しいようだが、玉を59に逃げるしかない。しかし、ここで詰みがないなら私の勝ちだ。

 

f:id:K-NEET:20191017123628p:image

 

馬で再び王手。68香などと合い駒をするのは同馬!で意味がない。同玉には88飛で簡単な詰みだ。

 

f:id:K-NEET:20191017123737p:image

 

というわけで48玉とかわしたが、どうやら詰みはなかったようだ。王手するなら36桂ぐらいだが、37玉とかわしておけば上部が手厚い。読まずとも不詰めが明らかだ。

 

f:id:K-NEET:20191017124002p:image

 

そこで相手は桂馬を外して粘りにきたが、これには即詰みがある。

 

五手詰め。

 

f:id:K-NEET:20191017124100p:image

 

51銀の王手はこれしかないところ。問題は61玉と引かれたときだ。

 

銀の守備力が強力で詰まないようにも見えるが、、

 

f:id:K-NEET:20191017124154p:image

 

香の王手が決め手。

 

f:id:K-NEET:20191017124225p:image

 

香車でガードを跳ね上げた隙に、銀の脇腹から金を打つ。これでオシマイだ。

 

最後は持ち駒を全部使って綺麗な即詰みが決まった。