【次の一手】藤井聡太七段も認めた意表の駒損手筋!

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88歩と打たれた局面。同金ととるのは大きな利かされで玉の逃げ道がなくなってしまう。

 

ここで意表の手筋がある。

 

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桂馬を見捨てて玉を寄るのが好手!

 

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89歩成には同玉でどんどん戦場から遠ざかれるのが魅力だ。飛車の王手にも79銀と引いておいて囲いが一気に引き締まった印象だ。

 

相手はもともと桂馬を一枚持っているのだから、もう一枚くらい増えても大して変わらないだろうと踏んでいた。この判断が功を奏し、あとはラクに勝てた。

 

 

 

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ちなみに、C級1組順位戦で藤井七段は似た手を指している。桂馬を逃げるのは89歩成 同銀 87飛成で大きなポイントをあげられてしまう。

 

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やはり79玉が好手だ。桂馬の損より自玉の安定が大きい。

 

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相手の14角の睨みから大きく遠ざかり、藤井玉は安泰だ。実戦はこのまま一方的に攻めて勝ち切ってしまった。